発達診断を受けようと思ったきっかけ 1

毎日ほんとうに暑くて辛いですね、こんにちは!

今回は私が病院で発達診断を受けてみようか、と思ったきっかけについて少しお話ししたいと思います

私には子どもがふたりいるのですが、下の子の性格や行動が私の幼少期に似ていたので、なんとなく好奇心や親近感をもって毎日その子をよく観察していました

下の子(以下、ニコ)は幼稚園に入るまで、本当に口数が少なく、毎日ひたすらおままごとをして遊んでいました

タオルケットをいつも手に持っていて、寝る時はそれがないと不安で眠れないようでした

泣くといつも「タオル、、」と言ってタオルを探し、洗濯するというと嫌がりながら渋々差し出していました

私も昔、お気に入りのタオルがあって寝る時はいつも手に持っていたし、洗濯されると手触りや匂いが変わってしまうので嫌だったなぁ、と思い出し微笑ましい気持ちでニコを見ていました

ニコは片付けが苦手なようでした

苦手というよりは、遊んでいる途中で他のものに興味ができると、それまで遊んでいたおもちゃをほったらかしにして新しいことに手をつけるので、その都度私が「あれをお片づけしてからにしようか」と声をかけないと綺麗な状態が保てない、という感じの毎日でした

好きなものや気に入ったものばかりを使っていて、逆に嫌いなものもはっきりしていました

食べ物でもそれは顕著で、舌触りが嫌なものや匂いが独特なものは食べようとしませんでした

嗅覚も鋭く、肉の独特の匂いやちょっとした悪臭にも敏感に反応し、好きな匂いのものには顔を埋めてクンクンと嗅いでいました

私も匂いには幼い頃から敏感で、食べ物が腐敗するもう一歩手前の匂いに気付いたり、豚肉や牛肉や目玉焼きの白身の独特な匂いが嫌いで、よく家では他の人に食べてもらっていたので、

「ほんとうに私によく似てるなぁ」

と思っていました

ニコは幼稚園ではとてもお利口さんに過ごしていたようで、懇談のとき「うちの子、家で片付けしないんですけど、幼稚園では迷惑かけていませんか?」と訊くと

「え!?ないない!ニコちゃんすごくしっかりしてるんですよー!いつもみんなにニコニコして優しくしてるし」

と返され、家では気に入らないことがあると泣いて足をバタバタさせたりして癇癪を起こしていたので、いったい先生は誰の話をしているんだろう、と驚いたのでした

そんなニコも成長し、小学生になりました

私がイチゴを買ってきたある日、ニコは私に言いました

「お母さん、このイチゴ食べてもいい?」

私はそれを朝食に出すつもりで買ってきていたので、「明日の朝に食べようね」と言って冷蔵庫にしまいました

次の日、朝起きて冷蔵庫からイチゴのパックを出すと、中身が目に見えてわかるレベルで減っているのに気づきました

私はニコにイチゴを勝手に食べたらダメだよ、と伝えると

ニコは気まずそうにごめんね、と言いました

またある日、上の子(以下、トコ)が大事にとっておいたお菓子が盗まれる事件が家の中で何度も起きました

私がニコに訊くと、知らないと言いました

嘘をついてそれが成功するのはあまり良くないと思った私は「ニコが食べたんじゃないなら、泥棒が来たってことだから警察を呼ぼうね」と言うと

ニコは「ごめんね、どうしても欲しかったの」と謝ってきました

私は、欲しい、食べたい、と思った時に人の物でも我慢ができないニコを少しこわいと感じました

ニコは小学校高学年になってもトコのお菓子を盗み、自分の思い通りにならない出来事があると癇癪を起こしました

気に入らないことがあると物に当たったり暴言を吐いたりするニコを見て、私はだんだん不安になっていきました

「なぜこの子はこんなにも我慢ができないのだろう」と

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